ようこそボイスルへ!
ボイトレを身近な趣味に!を合言葉にボイトレに関係した記事を 現役声優の私、宇和川恵美が実体験を交えてコラムにしています♪
声や顔の若返り 飲み込む力(嚥下)他、 少しでも日常生活の参考になれば幸いです。
今回は発声筋肉の筋トレと若さの関係について。
表情筋を使うボイトレ
ボイトレをやって声が若返ると気持ちの面でも若返る変化が見られる人もいるようですが、見た目の変化も見られます。
ちなみに私はボイトレをやって目が二重になって大きくなりました。
ついでにおでこの皴も薄くなりました(ちりめん皴は皮膚なのでまた別の問題ですが)
私がやってきたボイトレの発声練習は眼輪筋、皴眉筋を動かすのでそれで目のむくみが取れたり筋肉が鍛えられて大きくなったようです。
もちろん、個人差はあると思いますが…。
実際ボイトレサークルで講師をした初期の頃、お友だちのフェイスラインがすっきりした時があります。
一般に言われている表情筋の運動に似ているので、おそらくリンパが流れてむくみが取れたからだと思います。
顔ヨガとの違い
ちなみにそのお友だちは私のことを「ほうれい線のない女」と呼んでいます(笑)
ほうれい線は骨格にも関係しますが、普段から文章を読んだりして口輪筋を使ってるのもあると思います。
ボイトレでもボタンプルトップと言う唇(口輪筋)を鍛える訓練をやりましたが。
彼女はほうれい線が気になるらしく、顔ヨガをやってみたけどなんか続かなかったと言ってました。
彼女的にはボイトレの方が歌を歌ったり朗読したり楽しそうで続けられそうだから、そういう意味でもボイトレに興味を持ったそうです。
確かにボイトレは、顔ヨガより軽めかもですが、同じように表情筋を動かすものもありますし、声を出す方がストレス発散になるひともいるかも知れませんね!
もっともボイトレの目的はリンパを流すと言うより、負荷を与えて筋肉を鍛えるものですが(笑)
顔中使ってしゃべる!?
負荷と言っても私がやっていたボイトレは肉体を鍛えるようなハードなものではありません。
ただ体験レッスン受けた方々は口々に「顔や頭が疲れる。こんなにいろんな筋肉を使うと思わなかった。」と言っていたのが新鮮でした。
みなさん、口だけで話すと思ったみたいです。と言うより、口だけで話してたみたいです。
そう言えばテレ朝で「シルシルミシルサンデー」という番組ナレーションをやっていた時、ディレクターさんがブースの中の私を見て「こんなに全身でしゃべるとは思わなかった」と言っていました。
あまり意識はしてなかったけど確かにテンションアゲアゲでしゃべると数分で汗びっしょりぐったりしてました(笑)
そんなハイテンションで話すことは普通はないと思うけど、しゃべると言うことはそれだけあらゆるところを使うものなんだと思います。
なぜ声優は声を変えられるのか
私はボイトレで身体と言う楽器を色んな形で使えるようにとレッスンしてきました。
色んなところを使えるようになると支えを変えたり響かせるところ、口腔内の形などを変えていろんな声が出せるようになります。
新人の頃からゆりかごから墓場までの役をやっていたけど、ボイトレのおかげで身体の使い方がわかり境界線がくっきりするようになりました。
音響さんから同じ人が出してる声の波長とは思えないと言われるくらい(笑)
ちなみにわたしが一番最後に出るようになったのは男の子の声でした。
これは「口の中の口」でしゃべるイメージなのですが、これも訓練するうちに咽頭懸垂機構と呼ばれる声帯周りの筋肉たちを使えるようになったからじゃないかと思います。
咽頭懸垂機構は声の高低、大小、声色に関係する筋肉ですが、神経が通っていないため初めは動かせないと言われています。
なので長年イメージで訓練してたから動かせるようになるのかなぁと。
リハビリみたいな?人体の不思議ですね(笑)
きれいな声と歌が上手いは違う?
余談ですが、以前何かの番組で有名アーティストさんが「ボイトレをやると歌がうまくなると思ってるかもだけど違うからね。きれいに歌うのと表現はまた別だから」と言っていました。
確かにボイトレで身体(楽器)のいろんな部位が使えるようになるけど、それをどう使ってどう表現するかは個人の感性です。
ボイトレは感情を表現できる声の幅を広げているというイメージかも知れません。
【まとめ】
・ボイトレは美容にも効果がみられる場合がある
・しゃべる時は口だけではなく顔全体を使う
・ボイトレ負荷を与えて声帯周りの筋肉を鍛える
・ボイトレは感情表現のための声の幅を広げるもの
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