コラム

人の第一印象、見た目と「声」!

ようこそボイスルへ!

ボイトレを身近な趣味に!を合言葉にボイトレに関係した記事を現役声優の私、宇和川恵美が実体験を交えてコラムにしています♪

声や顔の若返り 飲み込む力(嚥下)他、 少しでも日常生活の参考になれば幸いです。

今回は人の印象を変える声のちからについて。

緊張で自分でもびっくりする声が出た!

私は小さい頃、ハスキーボイスで低い声をしていました。
当時の音源が残っているのですが、今聞いてもカスカスしていて低くて可愛くない(笑)
当時、声について何の意識も持っていなかったので気にはならなかったのですが、唯一気になったことがありました。それは、、、

授業中にあてられて発表する時、意図せず自分の声とは思えない声になることです。

我が事ながらすごく違和感を覚えた記憶があります。
自分では大きく出してるつもりなのに、その割には出た声が小さく、いつもの自分の声となんか違うのです。
普段お友だちと話す時は声が出るのになぜか思ったように出せない。
当時は「緊張してるのかなぁ」と言うくらいにしか思っていませんでした。

でもボイトレをやってようやく謎が解けました。
普段お友だちとしゃべる時と、響かせるところ支えるところを無意識に変えていたようです。

怒っていたお母さんが、電話で声がコロッとよそ行きの声に変わるのに似てるかも(笑)

響きや支えで変わる声の音色

声の種類

声は響かせるところと支えるところを変えると音色が変わります。
大きくわけて3つ。

ヘッドボイス、チェストボイス、ミックスボイス。

ミックスボイスはミドルボイスと言う人もいるので分け方や表現には諸説ありますが、ざっくり言うと、裏声、地声、間の声です。
ボイトレではそれらの境目が滑らかにグラデーションになるようにレッスンしていきます。

そしてこの3つの声、それぞれ発声するときのフォームが異なります。

そのフォーメーションをスムーズにすることで聞いてる人が地声か裏声かわからなくなるように練習していくわけです。

声で第一印象が変わる!?

ちなみにそれぞれの声には特徴があります。

ヘッドボイスはキラッとした高めの声。明るく好感を持たれることが多く、遠くに「飛ばす」ことができます。

チェストボイスは胸声。普段使いの地声はここに響かせる人が多いと思います。そして、大声で怒る時もここに響かせる人が多く、人によってはチェストボイスに好感が持てない人もいるようです。

ミックスボイスはその間を繋ぐ声で、ボイトレでは主にこの声の習得を目指します。

よそ行きの声が高くなるわけ

私はお友だちと話すときチェストボイス(地声)で話していました。
でも声があまり大きくない私は、発表する時 先生に届くように無意識に飛ばそうとしたようです。

チェストボイスをヘッドボイスに切り替えようとしたはずが、飛ばすために必要な筋肉も支えも出来ていなかったので声が小さくなったようです。

でも今は遠くの店員さんを呼ぶとき声を飛ばして呼べるようになりました。

そして、怒っていたお母さんが突然の電話でコロっと声が高くなるのも、チェストボイス(地声)からヘッドボイス(裏声)に変わったんじゃないかと思うのです(笑)

届けたい人に声を飛ばす!

声には指向性があります。

養成所の時、授業でとある実験をしました。
それは、5人の生徒に等間隔で背を向けて一列に立ってもらい、5メートルほど離れたところから誰か一人に声を掛ける。
呼ばれたと感じた人は手を上げると言うものでした。

確かこの時、全て呼ばれた人が反応したと記憶しています。
もちろん状況や受け取り側によって100%とは言いませんが、気持ちを込めて声をかけるとちゃんとその人に届きます。

届かせよう、呼ぼうという意思が声の指向性になって伝わったのです。
よく声が通らない、伝わらないと言う話を聞くのですが、く声と共に伝えようとする気持ちも必要です。

気持ちを込めて伝える。
まさに役者の目指すところです(笑)

コミュニケーションに影響する声のちから

昔、とある大御所の男性声優さんがバスに乗っていた時、まっすぐな路線のところをよく通るいい声で「そこ右!」と言うとバスが曲がった!と言う「伝説」を聞いたことがあります(笑)

kもちろんバスが曲がることはないと思いますが、それくらい声に説得力があったから噂になったんだろうなと。

魅力的な声と伝える気持ちは説得力につながります。

もし会社のプレゼンや交渉だったら声の説得力から大注目を集めたかも知れません(笑)

これもかなり昔の話ですが、ナレーションを担当した番組のスタジオ収録の見学に行ったとき とあるグラビアアイドルさんがいて、プロデュサーさんが一言

「彼女のしゃべり声がもう少し高ければもっと人気が出るのに」と。

当時の私は「声ってそんなに人気に影響するんですか!?」とびっくりした記憶があります。

 

実はアメリカの心理学者の提唱したメラビアンの法則によると、人がコミュニケーションを図る時に影響を与える割合は、見た目55%、声38%、話の内容はわずか7%なのだそうです。

つまり「いい声で話すこと」は相手に好印象を与えられるんです。
声のちからってすごいですね!

喋るためのボイトレ

ボイトレと聞くと「歌」のイメージがあると生徒さんにもよく言われます。

確かに私の師匠も音大出身でオペラをやっていてベルカント唱法などを学んでいたそうです。

師匠のレッスンでは「歌」を教えてもらいながら、本業で喋る時の発声で聞きたいと思ったこと、例えば必殺技を叫ぶときに使う声の出し方などを相談して自分なりに落とし込んでいました。

喋ることは声優に限らず、いろんなお仕事や日常生活にとってとても身近なことです。

私は喋る職業なので、呼吸や発声、活舌、伝え方、表現の仕方など、歌や朗読を使ってコミュニケーションツールとして「喋る」ためのレッスンを心がけています。

現役声優による喋るためのボイトレ、喋トレ(笑)

人前で話す機会がある方にも、美容やアンチエイジングとして、誤嚥予防として、趣味として興味がある方はぜひ一度体験してみてください♪

【まとめ】

・響かせるところ、支えるところによって声は変わる

・声の種類は大きく分けて3種類(ヘッドボイス、チェストボイス、ミックスボイス)

・声には指向性があって伝える気持ちが大切

・声は人の第一印象に影響を与える

 

 

 

ABOUT ME
宇和川 恵美
青二プロダクション所属。声優、ナレーター。 声にコンプレックスを持ちながらも自信を持って現場に立ち続けられたのは『ボイトレ』の力があったから! 声を届ける側から『声を出す喜び』を伝えていきます。 『ボイトレ』はプロだけの特別なものではありません。 アンチエイジングや健康維持にも! 身近なボイトレをお届けします。
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