喋るボイトレでフルート演奏に効果が!!
ボイスルへようこそ!
ボイトレを身近な趣味に!を合言葉にボイトレに関係した記事を現役声優の私、宇和川恵美が実体験を交えてコラムにしています♪
声や顔の若返り 飲み込む力(嚥下)他、少しでも日常生活の参考になれば幸いです。
今回はフルートと喋るボイトレについてについて。
喋るボイトレとフルート
去年、神戸で同窓会がありました。
そこで声の話をしていたら、フルートをやっているお友だちが「フルートと共通するところがあるから、ぜひやってみたい!!」と。
フルート!???楽器に喋るボイトレが役立つの??
そんな視点、考えてもみなかった…。
でも本人がやりたいと言ってくれるので、オンラインレッスンが始まりました。
管楽器(フルート)と「人間の声」の共通点
彼女曰く、『フルートは人間の声に似てる』と言われているそうです。
確かに人間の声は、「呼吸、声帯、共鳴、調音」と言う過程があります。
最後の「調音」は音声の元を「言葉」にする過程ですが、そこが「フルートの音」に変わると考えれば納得です。
管楽器(フルート)と発声の共通点
いつも通りのレッスンをするにしても、まず彼女の状態を知らなければとリサーチすることにしました。
まず彼女の悩みは、
- フルートで細かい息遣いが出来ない
- 最初の一発目の音が決まらない
- 息が続かない
- 音が安定しない
- 高音で喉が詰まる
など。
確かに発声に似ている感じがします。
しかもフルートの先生からのダメ出しが、
「口の中に卵があるように奥を開ける」
「イ、の口を横に開かない」
「ホ、の口を縦に開く」
とか言われるそうで、これもボイトレに似てるのです!
管楽器(フルート)の悩みと発声の共通点
普通にいつものトレーニングをするのもいいけど、やはりここはフルートについて知っておこうと簡単なセミナーを受けてみました。すると、フルート奏者の悩みに対する解決策が喋るボイトレに酷似していました!
たとえば、、、
ピアニッシモの高い高音を楽に決めたいときの悩みが
- 音の頭が上手く出られない
- 伸ばしているうちに音が揺れて音程が下がる
- 途中で音が消えてします
など。「音」が「声」になると発声の悩みと同じです!
そしてその解決策ももちろん似ています。
- 音を下から狙うのではなく、上から狙って下に出す
- 息のスピードは一定
など。
大事なことは、豊かな息(呼吸)と、響かせ方(共鳴)、横隔膜を使うなど、正にボイスルでやってることでした。
フルートの音は人間の声
何か月かレッスンすると、おおきな彼女に変化が!
悩みだった不安定な出だしの音が安定していい音になり、息が続くようになって先生に褒められたそうです!
やはり、ボイトレは管楽器にも役立つんですね!
タンギングと喋トれ
実はフルートにはフラッタータンギングと言う技があります。
やり方はふたつ。リップトリル(巻き舌)でかけるか、喉の奥を震わせてかける方法。
「舌」や喉が大切なところも似ているのですね!
しかも、体幹もとても重要とか。
舌の位置を見直したり、滑舌の練習をするなど、「舌を鍛える」のも役立ちそうです。
以上のように、フルートなどの管楽器と喋るボイトレは本当に共通点が多いと思いました。
彼女がやっているフルートのレッスンでは口唇の使い方や息遣いの指導はあるけれど、呼吸までは教わらなかったそうです。
ちなみに彼女は今、声も通るようになったとか!
楽器を演奏をしている人にも、ボイトレで声を鍛えることは役に立つかも知れませんね!
まとめ
- フルートの音は人間の声と似ている
- 管楽器(フルート)と声の悩みには共通点が多い
- 管楽器(フルート)と発声の悩みの解決策は似ている
- 楽器にも喋るボイトレの呼吸法や舌のトレーニングは役立つことがある
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